【SeeStar S50】くじら座の渦巻銀河(M77)を簡単に撮影する方法

くじら座の渦巻銀河(M77)をSeeStar S50で簡単に撮影する方法と結果について解説します。

くじら座の渦巻銀河(M77)

メシエ天体M77(M77、NGC 1068)は、くじら座に位置する渦巻銀河です。


※上写真はウィキペディアより引用

この銀河は、セイファート銀河としても知られています。セイファート銀河とは、非常に明るい中心核を持つ渦巻銀河の1つで、中心部にある超大質量ブラックホールが活発に物質を吸い込んでいるため、強い放射を放ちます。
1780年にピエール・メシャンによって発見され、同年にシャルル・メシエが観測リストに追加しました。

M77は、秋から冬の夜空で観察しやすい天体の1つです。SeeStar S50は焦点距離が短いため銀河構造を捉えるのは難しいですが、光害地からでもポツンと銀河があるなという感じで撮影できます。

解説動画

SeeStar S50による撮影

SeeStar S50でプレアデス星団を撮影するときのポイントは以下のとおりです。

  • 光害カットフィルター
    • Seestar S50では、「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」のいずれかをフィルタを通してライブスタック撮影します。基本的には、星雲を撮影する際は「光害カットフィルター」、銀河や星団を撮影する際は「UV/IRカットフィルター」を使うのがおすすめです。
  • AIノイズ除去機能
    • 強力なノイズ除去に加え、明るさ・コントラスト・彩度を調整できます。
    • フレーミング機能を使うと、周囲のノイズが多くなりますが、「AIノイズ除去」と組み合わせることでその弱点を克服できるようになりました。
  • Googleフォトで仕上げ
    • AIノイズ除去で調整しきれない画像処理は、Googleフォトならば簡単にできます。
    • Googleフォトで写真を開き、例えば、ポップの値を大きくしてやると、星雲の輪郭部分が鮮明になり、シャープな仕上がりとなります。

以下は光害地にて、SeeStar S50で撮影してみた結果です。

参考ページ

「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」の使い方については、以下ページで解説しています。

SeeStar S50に内蔵されている「光害カットフィルター」と「 UV/IRカットフィルター」の使い分け
Seestar S50に内蔵されている「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」の使い分けについて解説します。

フレーミング機能の使い方については、以下ページで解説しています。

【SeeStar S50】モザイク撮影機能(フレーミング機能)の使い方
Seestar S50のモザイク撮影機能(フレーミング機能)を使う方法について解説します。

AIノイズ除去機能の使い方は以下で解説しています。

【SeeStar S50】AIノイズ除去(Intelligent Denoising)機能が神すぎる件
Seestar S50の神アップデートで実装されたAIノイズ除去(Intelligent Denoising)の効果ついて解説します。

Googleフォトを使った天体写真の画像加工については以下ページで詳しく解説しています。

【Googleフォト】天体写真を簡単に画像処理する方法
天体写真を無料で使えるGoogleフォトで簡単に画像処理する方法についてまとめました。

SeeStar S50の様々な使い方については以下ページで解説しています。

スマート望遠鏡「SeeStar S50」の使い方
スマート望遠鏡「SeeStar S50」の使い方についてまとめました。

SeeStar S50の初期設定については以下ページで解説しています。

【SeeStar S50】初期設定&撮影方法まとめ
SeeStar S50の初回セットアップと撮影方法についてまとめました。

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