SeeStar S50の太陽モードで黒点を観察する方法についてまとめました。
太陽黒点とは
本ページの内容は以下動画で解説しています。
太陽黒点とは、太陽の表面にある黒い斑点のことです。
太陽の表面温度は約6000度であり、温度が比較的低い部分が黒い斑点のように見えます。
太陽黒点は「中央の暗部」およびその周囲の「半暗部」から構成され、暗部の温度は約4000度、半暗部は5500度です。
太陽黒点の温度が周囲より低い理由は、地球の数千〜1万倍という強力な磁場があり、太陽の表面から放射される熱と光がさまたげられるためと言われています。
SeeStar S50には、「外付けの減光フィルター」があり、それを取り付けてSeeStarアプリの太陽モードで撮影すると、太陽黒点を観察できます。
【手順1】付属品の太陽フィルターを装着
SeeStar S50で太陽の黒点を撮影する前に、必ず付属品の「減光フィルター」をレンズの前面に装着する必要があります。
この「減光フィルター」は太陽の光を約1/10,000くらいまで減光するためのものです。
もし装着せずに太陽を導入すると、SeeStar S50のイメージセンサーが太陽の光で焼け焦げてしまいます。
繰り返しになりますが、「減光フィルター」の装着を忘れないでください!
取り付け方ですが、以下のようにSeeStarアプリでSeeStarの鏡筒を少し上に動かし、減光フィルタをはめ込むだけです。
(取り付け中、誤ってレンズを太陽の方向に向けないように注意しましょう)
【手順2】太陽を導入し、黒点を観測
SeeStar S50には太陽モードがあるため、太陽の導入も自動で簡単に行なえます。
①「減光フィルター」の装着後、SeeStarアプリトップ画面の「太陽」をタップします。
「太陽専用フィルターを取り付けてください」という注意がポップアップ表示されます。
減光フィルター(太陽専用フィルター)を取り付けていることを確認し、「取り付けを確認→追尾」をタップします。
②自動導入が始まるのでしばらく待ちます。
完了すると、撮影画面の中央に太陽が表示されます。
③太陽が中央から少しずれている場合、中央に動かして「太陽ロック機能」と「同期機能」をON(緑色)にします。
あとは明るさ調整はオートフォーカスなどで調整し、撮影ボタンをタップして撮影しましょう。
デジタルズーム(2、4倍)やタイムラプス撮影、ビデオ撮影機能もあります。
関連ページ
SeeStar S50の様々な使い方については以下ページで解説しています。
SeeStar S50の初期設定については以下ページで解説しています。
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