NGC 7293 (らせん星雲)を撮影した結果【SeeStar S50】

NGC 7293 (らせん星雲)をSeeStar S50で撮影した結果について解説します。

NGC 7293 (らせん星雲)

NGC 7293は、みずがめ座に位置する惑星状星雲です。星雲の中心部がらせん状に見えることから、「らせん星雲(Helix Nebula)」と呼ばれます。他の別名として「神の目」「サウロンの目」などもあります。約650光年の距離にあり、1824年にカール・ルートヴィヒ・ハーデによって発見されました。

上の写真は2024年10月頃にSeeStar S50でNGC 7293 (らせん星雲)を撮影した結果です。
ライブスタック撮影時間は10分、露光時間はデフォルトの10秒、撮影場所は都市部にある住宅地(自宅のベランダ)です。
NGC 7293は、秋の夜空(南方向)にあり、ベランダから観察しやすいです。

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【2024年版】

【2025年版】

撮影結果(2025年8月)

以下の写真は、2024年には無かった「4Kモード」と「AIノイズ除去」を使い、2025年8月に改めてNGC 7293 (らせん星雲)を撮影したものです。同じ場所からより鮮明に撮影することができました。

SeeStar S50で撮影するときのポイントは以下のとおりです。

  • 光害カットフィルター
    • Seestar S50では、「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」のいずれかをフィルタを通してライブスタック撮影します。基本的には、NGC 7293のような星雲を撮影する際は「光害カットフィルター」を使うのがおすすめです。自動導入後、デフォルトで「光害カットフィルター」がONになります。
  • AIノイズ除去機能
    • 強力なノイズ除去に加え、明るさ・コントラスト・彩度を調整できます。
  • 4Kモード
    • ソフトウェア処理で4K相当の天体写真を撮影できます。

「AIノイズ除去機能」の詳しい使い方については、以下ページをご参照ください。

【SeeStar S50】AIノイズ除去(Intelligent Denoising)機能が神すぎる件
Seestar S50の神アップデートで実装されたAIノイズ除去(Intelligent Denoising)の効果ついて解説します。

「4Kモード」の詳しい使い方については、以下ページをご参照ください。

【SeeStar S50】4Kモードで天体を撮影する方法と画質比較
スマート望遠鏡「SeeStar S50」の4Kモードで天体を撮影する方法と画質を比較した結果について解説します。

関連ページ

SeeStar S50の様々な使い方については以下ページで解説しています。

【初心者向け】SeeStar S50を使った天体観察の始め方
簡単に綺麗な天体を撮影できるスマート望遠鏡「SeeStar S50」の使い方について初心者向けに解説します。

SeeStar S50の初期設定については以下ページで解説しています。

【SeeStar S50】初期設定と基本的な操作方法
SeeStar S50を最初に使う時の準備と、基本的な操作方法についてまとめました。

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