パックマン星雲(NGC 281)をSeeStar S50で簡単に撮影・画像処理する方法と結果について解説します。
パックマン星雲(NGC 281)
パックマン星雲(NGC 281)は、カシオペア座に位置する散光星雲です。
星雲の形状がビデオゲーム「パックマン」のキャラクターに似ていることからこの名前が付けられました。
この星雲は、HII領域(電離された水素が光を放っている天体)に属しており、恒星の誕生が進行する星形成領域としても注目されています。
パックマン星雲は地球から約9,200光年の距離にあり、その明るさは7.0等級です。
1883年にエドワード・エマーソン・バーナードによって発見されました。
SeeStarの視野範囲にも収まりがよく、光害地でも短時間のライブスタック撮影時間で十分観察可能です(stellarium web版などで簡単に位置を確認できます)。
SeeStar S50による撮影
SeeStar S50で撮影するときのポイントは以下のとおりです。
- 光害カットフィルター
- Seestar S50では、「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」のいずれかを通してライブスタック撮影します。基本的には、星雲を撮影する際は「光害カットフィルター」、銀河や星団を撮影する際は「UV/IRカットフィルター」を使うのがおすすめです。
- AIノイズ除去機能
- 強力なノイズ除去に加え、明るさ・コントラスト・彩度を調整できます。
- 特にフレーミング機能を使うと、周囲のノイズが多くなりますが、「AIノイズ除去」と組み合わせることでその弱点を克服できるようになりました。
- Googleフォトで仕上げ
- AIノイズ除去で調整しきれない画像処理は、Googleフォトならば簡単にできます。
- Googleフォトで写真を開き、例えばポップの値を大きくしてやると、星雲の輪郭部分が鮮明になり、シャープな仕上がりとなります。
以下は光害地にて、SeeStar S50で撮影した結果です。
参考ページ
「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」の使い方については、以下ページで解説しています。
SeeStar S50に内蔵されている「光害カットフィルター」と「 UV/IRカットフィルター」の使い分け
Seestar S50に内蔵されている「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」の使い分けについて解説します。
フレーミング機能の使い方については、以下ページで解説しています。
【SeeStar S50】モザイク撮影機能(フレーミング機能)の使い方
Seestar S50のモザイク撮影機能(フレーミング機能)を使う方法について解説します。
AIノイズ除去機能の使い方は以下で解説しています。
【SeeStar S50】AIノイズ除去(Intelligent Denoising)機能が神すぎる件
Seestar S50の神アップデートで実装されたAIノイズ除去(Intelligent Denoising)の効果ついて解説します。
Googleフォトを使った天体写真の画像加工については以下ページで詳しく解説しています。
【Googleフォト】天体写真を簡単に画像処理する方法
天体写真を無料で使えるGoogleフォトで簡単に画像処理する方法についてまとめました。
SeeStar S50の様々な使い方については以下ページで解説しています。
【SeeStar S50】初期設定&撮影方法まとめ
SeeStar S50の初回セットアップと撮影方法についてまとめました。
SeeStar S50の初期設定については以下ページで解説しています。
【SeeStar S50】初期設定&撮影方法まとめ
SeeStar S50の初回セットアップと撮影方法についてまとめました。
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