SeeStar S50でM11(たて座の散開星団)を撮影した結果についてまとめました。
M11(たて座の散開星団)
M11(たて座の散開星団)は、たて座にある散開星団です。散開星団の中でも密集している星数が多く、星団が扇形に見えます。また、鴨が群れている様子にも似ていることから、海外ではWild Duck Cluster(ワイルドダック星団、野生のアヒル星団、野生の宇宙アヒル)とも呼ばれています。現在位置は、「stellarium web版」で簡単に確認できます。
動画解説
撮影結果(2024年5月)
5月上旬に光害地のベランダ(南向き)からSeeStar S50でライブスタック撮影したM11(たて座の散開星団)です。ライブスタック撮影時間は10分、露光時間はデフォルトの10秒、M11の特徴である扇形がはっきり見えました。
撮影結果(2025年8月)
以下の写真は、2025年8月に改めてM11を撮影し、AIノイズ除去を行ったものです。ノイズが除去されただけでなく、星団を構成する星たちがより鮮明になりました。
SeeStar S50で撮影するときのポイントは以下のとおりです。
- 光害カットフィルター
- Seestar S50では、「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」のいずれかをフィルタを通してライブスタック撮影します。基本的には、M11のような星団を撮影する際は「UV/IRカットフィルター」を使うのがおすすめです。M11を自動導入後、デフォルトで「光害カットフィルター」がOFFになります。
- AIノイズ除去機能
- 強力なノイズ除去に加え、明るさ・コントラスト・彩度を調整できます。
関連ページ
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【初心者向け】SeeStar S50を使った天体観察の始め方
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