【SeeStar S50】かもめ星雲(ワシ星雲、IC2177)を簡単に撮影する方法

かもめ星雲(ワシ星雲、IC2177)をSeeStar S50で簡単に撮影する方法と結果について解説します。

かもめ星雲(ワシ星雲、IC2177)

IC2177は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界に位置する散光星雲です。
翼を広げた鳥の姿に見えることから「かもめ星雲」や「わし星雲」とも呼ばれています。

この星雲は、HII領域に属しており、地球からは約3800光年の距離にあります。
SeeStar S50でも光害地から撮影するのが簡単で、また冬の夜空で観察しやすい天体の1つです。
冬だと南側のベランダから撮影することができます。

解説動画

SeeStar S50による撮影

SeeStar S50で撮影するときのポイントは以下のとおりです。

  • 光害カットフィルター
    • Seestar S50では、「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」のいずれかをフィルタを通してライブスタック撮影します。基本的には、星雲を撮影する際は「光害カットフィルター」、銀河や星団を撮影する際は「UV/IRカットフィルター」を使うのがおすすめです。
  • フレーミング機能
    • 通常の視野の縦横2倍、面積で最大4倍の範囲まで撮影できる機能です。
    • SeeStarの通常の視野だと、星雲全体が収まりません。フレーミング機能を使えば全体を収めることができるようになります。
  • AIノイズ除去機能
    • 強力なノイズ除去に加え、明るさ・コントラスト・彩度を調整できます。
    • フレーミング機能を使うと、周囲のノイズが多くなりますが、「AIノイズ除去」と組み合わせることでその弱点を克服できるようになりました。
  • Googleフォトで仕上げ
    • AIノイズ除去で調整しきれない画像処理は、Googleフォトならば簡単にできます。
    • Googleフォトで写真を開き、例えば、ポップの値を大きくしてやると、星雲の輪郭部分が鮮明になり、シャープな仕上がりとなります。

以下は光害地にて、SeeStar S50で撮影してみた結果です。

参考ページ

「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」の使い方については、以下ページで解説しています。

SeeStar S50に内蔵されている「光害カットフィルター」と「 UV/IRカットフィルター」の使い分け
Seestar S50に内蔵されている「光害カットフィルター」と「UV/IRカットフィルター」の使い分けについて解説します。

フレーミング機能の使い方については、以下ページで解説しています。

【SeeStar S50】モザイク撮影機能(フレーミング機能)の使い方
Seestar S50のモザイク撮影機能(フレーミング機能)を使う方法について解説します。

AIノイズ除去機能の使い方は以下で解説しています。

【SeeStar S50】AIノイズ除去(Intelligent Denoising)機能が神すぎる件
Seestar S50の神アップデートで実装されたAIノイズ除去(Intelligent Denoising)の効果ついて解説します。

Googleフォトを使った天体写真の画像加工については以下ページで詳しく解説しています。

【Googleフォト】天体写真を簡単に画像処理する方法
天体写真を無料で使えるGoogleフォトで簡単に画像処理する方法についてまとめました。

SeeStar S50の様々な使い方については以下ページで解説しています。

【SeeStar S50】初期設定&撮影方法まとめ
SeeStar S50の初回セットアップと撮影方法についてまとめました。

SeeStar S50の初期設定については以下ページで解説しています。

【SeeStar S50】初期設定&撮影方法まとめ
SeeStar S50の初回セットアップと撮影方法についてまとめました。

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