スマート望遠鏡「SeeStar S30 Pro」の用いて、馬頭星雲/燃える木星雲(IC434/NGC2024)を撮影する方法と作例を解説します。
馬頭星雲/燃える木星雲とは?

馬頭星雲と燃える木星雲は、オリオン座の中心部(三つ星の一番東の星)にあります。隣接し合うため、上写真のように「馬頭星雲」と「燃える木星雲」をセットで撮影するのが定番です。冬の12月~2月にかけて、夜空が澄んでいる時期が観察に最適です。この時期のオリオン座は、南の空に高く昇り、観察しやすい位置にあります(stellarium web版などで簡単に位置を確認できます)。
| 天体名 | 説明 |
|---|---|
| 馬頭星雲(IC434) | その名前の通り、馬の頭に似た形で有名な暗黒星雲です(写真中央部)。1888年にハーバード大学天文台の写真観測によって初めて発見されました。赤い領域は散光星雲(IC434)です。赤い散光星雲(IC434)の手前にある巨大な暗黒星雲の一部が被って馬の頭の形に見えています(つまり、馬の頭はIC434自身の形状ではない)。散光星雲(IC434)は、暗黒星雲の背景にある水素ガスが近くにあるオリオン座σ星からの紫外線を受けて電離して赤く輝いております。 |
| 燃える木星雲(NGC2024) | その名前の通り、木が燃えているような形で有名な暗黒星雲です(写真上部)。アメリカではFrame Nebula(炎星雲)と呼ばれています。燃える木星雲の右にある大きな星は「アルタニク」です。オリオン座の恒星で三つ星 (オリオンの帯) を形成する恒星の1つです。 |
SeeStar S30 Proでの撮影
馬頭星雲/燃える木星雲は、「星雲・星団モード」で撮影します。操作手順は以下のとおりです。
① 本機を水平な場所に設置し、電源を入れます。
② 専用アプリで「星雲・星団モード」を開き、「IC434」を検索して「観測する」をタップし、自動導入を開始します。
③ ライブスタックを開始すれば、数分で色鮮やかな星雲が画面上に浮かび上がります。満足できる鮮明さになったら終了ボタン(画面下の赤い四角)をタップします。
解説動画 & ページ
「星雲・星団モード」の詳しい撮影方法は以下動画やページで解説しています。

【SeeStar S30 Pro】「星雲・星団モード」の使い方を解説
「SeeStar S30 Pro」における「星雲・星団モード」の使い方を解説します。
作例(2026年2月17日)
以下の写真は、「SeeStar S30 Pro」で47分間ライブスタック撮影後、SeeStarアプリで「AIノイズ除去」と「コントラストおよび彩度」を補正したものです。
関連コンテンツ
「SeeStar S30 Pro」の詳細は以下ページにまとめて公開しています。

【Seestar S30 Pro超入門】使い方や作例を初心者向けに解説
ZWO社のスマート望遠鏡「Seestar S30 Pro」の使い方や作例を初心者向けに解説します。
また、本ページの内容は動画でも解説しています。以下の再生リストにまとめていますので、併せてご活用ください。


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