【DC-TZ99】M(クリエイティブ動画モード)の使い方

「LUMIX DC-TZ99」におけるM(クリエイティブ動画モード)の使い方を解説します。

M(クリエイティブ動画モード)とは?

LUMIX DC-TZ99の「M(クリエイティブ動画モード)」は、静止画のM(マニュアル露出)と同じように「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」を自分で決めて動画を撮れるモードです。オート任せではできない表現をコントロールできるのが特徴です。

活用シーン 推奨設定例
日中の風景 F8前後、1/60秒(30fps時)、ISO100
人物ポートレート F3.3〜5.6、1/60秒、ISO100〜400
夜景動画 F4〜5.6、1/30〜1/60秒、ISO800〜1600(三脚推奨)
スポーツ・動物 F5.6、1/250秒以上、ISO400〜800(動きを止めたい場合)

基本操作

① カメラ上部のモードダイヤルを回して、「📹M(動画アイコン付き)」マークに合わせます。
(※静止画のMモードと間違えないようにしましょう)

② シャッタースピード、絞り(F値)、ISO感度、ホワイトバランスなどを設定します。

主な設定項目 ポイント
シャッタースピード 動画は「フレームレート」に合わせて設定するのが基本。30fpsで撮るならシャッタースピードは 1/60秒 が目安(=フレームレートの約2倍)。 これを守ると「自然な動きのブレ」が出て、映像が滑らかに見えます。
速くすると(例:1/500秒) → 動きがカクカク、スポーツの瞬間止めに有効。
遅くすると(例:1/15秒) → 残像が強調され、幻想的な表現に。
絞り(F値) F値を小さく(開放) → 背景をぼかして被写体を強調。
F値を大きく(絞る) → 全体にピントを合わせ、風景や街並みをくっきり。
ISO感度 明るさを補う役割。なるべく低ISO(100〜400)で撮るとノイズが少なく高画質。夜景や暗所ではISOを上げるが、ノイズが増えるので注意。
ホワイトバランス オートでも良いが、色味を固定したいときはプリセットやケルビン値で調整。夕景をオレンジに強調したり、夜景をクールに見せるなど表現の幅が広がります。

③ シャッターボタンを全押しで撮影開始します。

参考ページ

LUMIX DC-TZ99の様々な使い方については、以下ページに詳しくまとめていますので、ご参考ください。

【LUMIX DC-TZ99超入門】使い方まとめ
望遠コンデジ「LUMIX DC-TZ99」の使い方について入門者向けに解説します。

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