OM-5 Mark IIに搭載されているハイレゾショット機能の設定方法と使い方について初心者向けに解説します。
ハイレゾショットの概要
OM-5 Mark II のハイレゾショットは、撮像素子を動かしながら複数枚の画像を撮影し、カメラ内で合成して高解像度の静止画を生成する機能です。カメラを手持ちで撮影する手持ちハイレゾショットと、三脚に固定してより高画素な画像を記録する三脚ハイレゾショットの2種類があります。
| 項目 | 手持ちハイレゾショット | 三脚ハイレゾショット |
|---|---|---|
| 撮影スタイル | 手持ち | 三脚固定 |
| RAW記録画素数 | 約5000万画素(8160×6120) | 約8000万画素(10368×7776) |
| JPEG記録サイズ | 50Mまたは25M | 50Mまたは25M |
| 手ブレ補正 | S-IS Autoに自動設定 | S-IS Offに自動設定 |
| 撮影待ち時間 | 最大1秒に制限 | 設定値通りに動作 |
| フラッシュ | 発光禁止に固定 | 使用可能 |
画質モードをRAW+JPEGに設定した場合、合成後のハイレゾRAW画像(拡張子.ORF)に加えて、合成前の1コマ目のRAW画像(拡張子.ORI)も保存されます。合成前のRAW画像はパソコン用ソフトウェアのOM Workspaceで再生および編集が可能です。
設定方法
ハイレゾショットの設定は、CPボタンを使用する方法またはメニュー画面から設定する方法があります。撮影モードダイヤルは、P、A、S、M、Bのいずれかに設定して操作します。
CPボタンでの設定
ボディ天面のCPボタンを押しながらフロントダイヤルまたはリアダイヤルを回すことで、手持ちハイレゾショットまたは三脚ハイレゾショットを選択できます。設定後はCPボタンを押すたびにハイレゾショットのオンとオフを切り換えることができます。
メニュー画面での設定
MENUボタンを押し、タブ2(撮影メニュー2)の「1. コンピュテーショナル撮影」から「ハイレゾショット」を選択してOKボタンを押します。設定画面の最上段にあるハイレゾショットの項目で「On(手持ち)」または「On(三脚)」を選択してOKボタンを押します。設定完了後、MENUボタンを押して通常の撮影画面へ戻ります。
メニュー画面内では画質モードの変更や、シャッター全押しから撮影開始までの撮影待ち時間、外部フラッシュ使用時の充電待ち時間の設定も行えます。
撮影の手順
ハイレゾショットをオンにすると、撮影画面に専用のアイコンが表示されます。カメラが安定していない状態ではアイコンが点滅するため、カメラをしっかり構えるか三脚を固定してアイコンが点灯に変わるのを確認します。
構図を合わせてピントを合わせ、シャッターボタンを全押しすると自動的に連続撮影が行われます。撮影中は緑色のアイコンが表示され、撮影が終了するとアイコンが消灯します。撮影終了後に自動で画像合成処理が開始され、合成完了の表示が消えると記録が完了します。
手持ち撮影時などに手ブレ等で合成に失敗した場合は、合成画像は生成されず、1枚目の画像のみが保存されます。
注意点
ハイレゾショット撮影時は電子シャッターによる静音撮影となり、ドライブモードは静音単写または静音セルフタイマーに限定されます。
HDR撮影、多重露出、深度合成、ライブND、インターバル撮影、フォーカスブラケットなどの各種ブラケット撮影、フリッカーレス撮影とは併用できません。また、ピクチャーモードをアートフィルターに設定している場合でも、ハイレゾショット時は仕上がりがNaturalで撮影されます。蛍光灯やLED照明などの光源下ではフリッカー現象により画質が粗くなる場合があります。
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