【LUMIX DC-TZ99】花火を綺麗に撮影する方法

望遠コンデジ「LUMIX DC-TZ99」で花火を綺麗に撮影する方法を解説します。

LUMIX TZ99で花火の撮影

「LUMIX DC-TZ99」は、1/2.3インチのセンサーサイズで暗所の撮影はやや苦手ですが、花火が打ち上がる瞬間は一時的に非常に明るくなるため、設定次第で美しく撮影できます。 特にマニュアル設定と三脚の活用が、成功のカギになります。

LUMIX TZ99の特徴

  • 軽量コンパクトで持ち運びやすく、花火大会の混雑でもストレスなく撮影可能。
  • RAW+JPEG記録が可能で、撮影後に明るさや色味を細かく調整できます。
  • *強力な手ブレ補正を搭載しており、三脚なしでもある程度の補正が効きます。ただし、暗所ではブレやすいため、三脚の使用を強く推奨します。**

花火の撮影方法

  1. 三脚にDC-TZ99を固定します。水平を保つことで構図が安定し、長時間露光でもブレを防げます。

  2. MENU → 撮影モード → M(マニュアル)を選択し、マニュアルモードに切り替えます。これで、ISO・絞り・シャッタースピードを自由に調整できるようになります。

  3. 各項目を以下のように設定します

項目 設定の目安 理由 設定方法
ISO感度 100〜200 ノイズを抑えて色を鮮やかに保つ MENU → カメラ設定 → ISO感度 → 100または200を選択
絞り(F値) F8〜F16 花火のディテールをくっきり写す 撮影モード「M」で → ダイヤルでF値を調整
シャッタースピード 1〜2秒(またはバルブ) 軌跡を美しく残す。長すぎると色が混ざる マニュアルモードで1〜2秒に設定。バルブは「T」モードで可能
ホワイトバランス 曇天・日陰(4500K〜5500K) 暖色系で自然な色味に MENU → ホワイトバランス → 曇天または日陰を選択。色温度指定も可能
フォーカス マニュアルで無限遠に固定 暗所でAFが迷うため 十字キー左 → フォーカスモード → MF → ダイヤルで∞に合わせる
RAW記録をON マニュアルで無限遠に固定 RAW形式で保存しておくと、後から明るさや色味を調整しやすい MENU → 記録方式 → RAW+JPEGを選択
連写モード 連続撮影 花火は予測が難しいため、複数枚撮影してベストショットを選ぶ 十字キー下 → ドライブモード → 上キーで「連写(高速または中速)」を選択
  1. 打ち上げ音を聞いたらすぐにシャッターを押し、炸裂後に閉じます。音を頼りにタイミングを取ると、軌跡が綺麗に残ります。

  2. 複数枚撮影した写真の中から、ベストショットを選びます。

構図のコツ

ルール・オブ・サード

画面の三分割線に花火を配置すると、バランスが良くなります。

背景に建物や風景を入れる

背景に建物や風景を入れると、地上との対比で迫力が増す。

フィナーレを狙う

複数の花火が重なるフィナーレの瞬間は特に映えます。

参考ページ

【LUMIX DC-TZ99超入門】使い方まとめ
望遠コンデジ「LUMIX DC-TZ99」の使い方について入門者向けに解説します。

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