スマート望遠鏡「DWARF mini」について初心者向けに解説します。
スマート望遠鏡「DWARF mini」とは

スマート望遠鏡とは、天体の電視観望に必要な機器(望遠鏡本体、電動フォーカサー、天体カメラ、制御用コンピューター、経緯台、ヒーター、光害カットフィルターなど)が1つにまとまった天体観測装置です。最大の特徴は、複雑な機材の組み合わせや設定が不要で、本体さえ購入すれば、手持ちのスマートフォンからすぐに天体撮影が始められる点にあります。
2023年に登場したZWO社製の「Seestar S50」を皮切りに、続々と低価格なスマート望遠鏡が登場しました。「DWARF mini」はDwarflabが製造・販売しているスマート望遠鏡で約6万円かつ重量840gという驚きの価格と軽さで登場しました。
「DWARF mini」の主要スペックは以下表のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体重量 | 約 840 g |
| サイズ | 超小型設計(バックパックに収まるサイズ) |
| 撮像センサー | ソニー製 IMX662(1/2.8インチ、ピクセルサイズ 2.9 μm) |
| 解像度 | RAW撮影対応(最大 2MP~5MP 記録) |
| 光学系 | 開口径 30 mm、焦点距離 150 mm |
| 露光時間 | 赤道モードで最長 90秒 |
| バッテリー | 内蔵 7000 mAh、駆動時間 約 4時間、USB充電対応 |
| フィルター | 3種類内蔵フィルター ・ダークフレーム補正 ・Astro Filter(430–690 nm) ・デュアルナローバンド(Hα 656.3 nm / O III 500.7 nm) |
| 回転機構 | レンズバレル 225°回転 + ジンバル 360°回転 |
| 操作方法 | スマホアプリ連動(自動GoTo、オートフォーカス、ワンタップ撮影) |
| 価格 | 先行予約価格 399ドル(日本円換算 約5~6万円) |
現行モデル「DWARF 3」の約1.35kgから大幅に軽量化され、携帯性が向上しました。5~6万円という低価格は、天体撮影入門機として非常に魅力的です。
主な購入先
| 購入先 | 特徴 | 価格 | 保証・サポート | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| DWARFLAB公式サイト | メーカー直販。世界向け販売。最新情報が最速で公開される | 約399ドル(約5.6万円) | 国際保証。英語対応中心 | 送料・関税が別途必要になる可能性あり |
| 星見屋(Hoshimiya.com) | 日本国内の正規代理店。日本語対応で安心 | 約60,929円(税込) | 国内保証あり。日本語サポート | 納期未定。国内流通はここが最初の窓口 |
Amazonでは今のところ「DWARF mini」は発売されていますが、他のモデル「DWARF II」「DWARF 3」は販売中です。そのため、今後取り扱いが開始される可能性が高いです。
DWARF miniの基本設定・操作
準備中
(11月に予約しました、届き次第随時更新します)
便利ツール集
春の天体(3月〜5月)と作例
準備中
夏の天体(6月〜8月)と作例
準備中
秋の天体(9月〜11月)と作例
準備中
冬の天体(12月〜2月)と作例
準備中
惑星・月の作例
準備中
風景の作例
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